通関士・通関業者だけが行える仕事とは?

「通関士の職場①」「通関士の職場②」のページでは、通関士試験合格後に、みなさんが働くことになるであろう職場について、通関業者を中心に確認しました。
このページでは、それらの職場で実際にどういった業務に従事することになるのか、具体的な仕事内容について見ていきたいと思います。

輸出者と輸入者との間で契約を結ぶところから、貿易実務はスタートします。この契約というのは、売買に関することはもちろん、代金の決済方法、梱包、輸送、保険などについても定める非常に重要な契約となっています。
契約締結後、特別な承認が必要な貨物については、経済産業省または税関長から輸出許可証・輸出承認者を得たうえで、いよいよ通関業者に手続きを依頼することになります。

依頼を受けた通関業者は、輸出入者の代理として通関業務を行うわけですが、実は、この「輸出入者の代理として通関業務を行う」というのは、通関業者だけに許された独占業務となっており、そのことは通関業法という法律にもきちんと定められています。なので、通関業者以外の者がこれらの仕事を行うことはできません。

独占業務である通関業務をさらに細かく見てみると、①通関手続、②不服申立て、③税関に対する主張・陳述、④通関書類の作成の4つの業務からなり、通関業者で働く人たちは、これらの仕事に日々携わっています。

通関業者で働く人のなかには、通関士資格を持っている人もいれば、持っていない人もいます。そして、通関業務のなかには、通関士だけに任される仕事というのも存在します。
たとえば、輸出入の申告に必要な書類を最終的に審査して、確認の記名押印をするのも、そのひとつです。そのほかにも、関税の納税に関する不服の申立て書を作成したり、重要な部分の主張や陳述を行うことも、通関士の役割となっています。

その意味では、通関士というのは、単なる「貿易手続きの代理者」というだけでなく、通関書類の作成から税関への対応に至るまですべてを統括する「貿易手続きの責任者」と言っても良いでしょう。
通関業者に就職すること自体は、通関士資格を持っていなくてもできますが、そこでの仕事内容や役割については、資格の有無で大きく変わってきます。




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