通関士になるための第一関門「通関士試験」

ここまで、通関士の職場、そこでの仕事内容、勤務体系や待遇、そしてキャリアアップの方法などについて見てきたわけですが、まずは通関士試験に合格しないことには、すべて「絵に描いた餅」になってしまいます。
そこで、このページでは、これからみなさんが挑戦することになる通関士試験の概要について簡単に説明しておきたいと思います。

通関士試験は年1回、毎年10月に実施されます。
7月下旬から8月中旬の受付期間の間に、郵送または「輸出入・港湾関連情報処理システム(NACCS)」によって申込みをし、10月の試験実施を経て、11月下旬に合格発表となります。

試験会場は、北海道、新潟県、東京都、宮城県、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県、熊本県、沖縄県の計13都道府県。どこで受験するかによって、受験願書提出先が違ってきますので、その点は注意が必要です。

次に、肝心の試験科目は、①通関業法、②関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法、③通関書類の作成要領その他通関手続の実務の、全3科目となっています。
「①通関業法」というのは、通関士の業務や義務・権利などについて学ぶ科目。「②関税法、関税定率法等」は、関税の決定方法や計算方法、支払や返金の方法などについて学ぶ科目。そして「③通関手続の実務等」は、通関書類を実際に作成するなど、通関手続きの実務について学ぶ科目となっています。

出題形式は「選択式」と「択一式」が基本となりますが、「③通関手続の実務等」では科目の性質上、「計算式」という計算問題も出題されます。

その年の合格基準は、合格発表と同時に公表されるため、事前に知ることはできません。しかし、これまでの傾向を見ますと、科目ごとに問題数や配点は異なるのですが、いずれの科目においても「満点の60%以上」得点できれば、概ね合格することができます。

そして、実際にどれくらいの人たちが合格できるかと言えば、ここ数年の通関士試験の平均合格率は約8%となっています。
これまでのページで見てきた通り、通関士というのはとても魅力があり、また大きな責任が伴う資格・仕事でもあるので、それになるための試験というのも、難易度の高いものになっています。




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